2010年2月28日日曜日

本が出ました

一昨年に執筆していた本が完成し,
出版社から送られて来ました。

「極圏・雪氷圏と地球環境」と題された本で,
二宮出版から発売されています(ISBN:978-4-8176-0339-5)。

私が執筆を担当したのは,
第1章「長期的視野で探る極圏・雪氷圏の環境変遷」の中の16~26ページです。

詳しい分析結果についても触れたかったのですが,
学術論文としての発表を予定しているため踏み込んだ執筆が叶わず,概論に終始してしまったのが悔やまれます。

多彩な執筆者たちが
それぞれの専門的見地から執筆していますので,極域や雪氷圏に興味のある方はぜひご一読ください。

2010年2月14日日曜日

待望の格安A3スキャナ導入

仕事の効率化に果たすドキュメントスキャナの威力についてはもはや議論の余地はないと思います。まだ体系的にまとめたわけではありませんが,思いつきだけでも以下のような点が挙げられます。

印刷物の問題点:
  1. 「利用」ではなく,「保管」で終わりがち

    ・ 書類は積んだら最後,その後の利用率に期待できない
    ・ 引き出しや書棚に収めると,少なからず検索に時間を要する

  2. 物理的空間の占有

    ・ 引き出し,書棚,段ボール,,,と仕事場がどんどん浸食される
    ・ 検索対象の範囲が物理的に広がる。⇒検索効率の悪化,疲労の増大

ドキュメントスキャナの利点:
  1. 書類に生命を吹き込む

    ・ 内容を読まずとも,フォントを埋め込んだPDFにしてあれば必要なときに検索で抽出される
    ・ テキスト,図,表,いずれも2次利用が容易になる

  2. 物理的空間の節減と知的創造の活性化

    ・ 保管に物理的空間を必要とせず,保存量をほぼ無限に増やすことが可能
    ・ 節減した空間は,創造的作業の場に活用できる
    (スペースの転用の他,「何もない」空間が頭を整理させ知的創造を活性化させる)
    ・ 書類の物理的配置に関するメタ記憶が不要になれば,知的生産性も向上(?)

  3. 時間の有効利用

    ・ 膨大な資料を通読せず,興味対象だけをキーワードで抽出して読んで時間を短縮
    ・ 小型記憶媒体やクラウドの活用で,移動などの隙間時間にも書類や資料の閲覧が可能

ただ,
困っていることもありました。それは,

「A3対応のスキャナが高額」

ということです。

大学では,
時間割などの書類がA3やB4であることも多いのですが,A3対応のスキャナといえば安いものでも十万円弱と高額で,なかなか手が出ませんでした。

しかし,
ブラザーから五万円台で購入できる複合機が世に出されていることを知り,即購入いたしました。
(二年前からあったんですね。。。”ブラザー「MFC-6490CN」を試す”)



右手前にあるのが,
そのA3複合機(ブラザーMFC-6490)です。

大判スキャナというと

巨大なイメージがありましたが,本機はパソコンラックの幅に収まる(写真)ので置き場に困りません。

フォントを埋め込んだPDFファイル

(透明テキスト付PDF:PCオンライン「透明テキストとは」)を直接作成することはできないようですが,とりあえずA3書類を電子化できれば十分です。複合機ですが,ほとんどA3スキャナとして使用しています。

PDF化さえできれば,
あとはOCRソフトを使って透明テキスト付PDFファイルに変換できるので問題はありません。(私は「読んde!! ココ」を使ってこの作業を済ませています。)

また,
スキャンしたデータはネットワークを介してもPCに取り込めるので,余計なUSB接続を増やす必要もないのも利点です。

本機の導入により,
これまで眠っていたA3,B4書類を捨てることができる上,検索でいつでも取り出して利用できるようになりました。

GWあたりには,書棚の大整理ができそうです。

2010年2月6日土曜日

" ビジネスに最適 " なiPod touch用ジャケット

iPod touchは,
私にとって携帯以上に重要なアイテムです。毎日の講義はもちろん,教授会,学科会議,企業の方との打ち合わせやコンサルティングの際も必ず持参するよう心がけています。

なにしろ,
1年先のスケジュール,1年前のライフログ,前回の打ち合わせ内容,先方から送られたアクセスマップ,課せられているタスク,提出物の締切,アイデアメモ,欲しいものリスト,自宅PCに保存したファイル,,。必要な情報が,必要なときに,ほんの数秒で引き出せる「魔法の手帳」ですから,忘れて出かけることの方が難しいと言った方が正確かもしれません。

しかし,
iPhoneやiPod touchに対する世間の人の認識は様々で,携帯電話に類似した「おもちゃ」の一種とお考えの方も実際に多くいらっしゃいます。私が所属する学科でも,会議に持ち込む方は,まだ1/3といったところでしょうか。

ですから,
年配の方との面会や,公官庁の方との打ち合わせの場では,iPodを取り出すことを躊躇することもしばしばでした。

そんなわけで,
私がiPod touchのケース(ジャケット)に求めるのは,「本機がビジネスツールであることを先方に印象付ける要素」です。できれば,手帳に近い皮の質感で,手帳のごとく開いて使用するケースが望ましいと常々思っていました。

今日では,
星の数ほどのiPhone / iPod touch用ケースが販売されていますが,上記の2点を満たすものにはなかなかお目にかかれませんでした。

そんな折,
tkt1201さん「tktの鼓動」の記事にて,下記の商品を知りました。安価(¥ 1,961)だったこともあり,即,Amazonで購入しました。(商品名:レイアウト iPod  touch 2nd用フラップタイプレザージャケット ブラック RT-T2LC4/B)


期待通り,
私の希望を見事に叶える一品でした。会議や打ち合わせの現場では浮いてしまいがちなiPod touchの操作も,この手帳を片手で開きながら行えば,メモ帳や電子手帳への書き込みと同種の行為であることを感覚的に理解してもらえます

少なくとも,
私にとって本ジャケットは費用対効果の極めて高いビジネスツールです。