「男もすなる日記といふものを」,
ではないが,ライフハッカーたちがやっている雑誌の電子化をやってみました。
(※Impress Watch Videoの記事「#028 FUJITSU「ScanSnap S1500」に手順が紹介されていますね)
研究室の書棚の中に,
「いつか講義で紹介するかも」とか,「いつか困ったときに役立つかも」と付箋をした雑誌が複数紛れ込んでいるのに気が付き,それらを集めてみました。
集めてみると,結構な厚みです。
上記の「いつか」とは,
はたしていつになるのか見当もつきません。だからといって,それまでずっとこれだけのスペースを書棚の中で占有される気には到底なれません。
そこで,
裁断機とスキャナを使ってこれを電子化することにしました。これで書棚に新たなスペースが生まれるだけでなく,必要な記事はGoogleデスクトップによる検索によって瞬時に閲覧できるようにできます。裁断こそしてしまいますが,「死に体」と化している雑誌に生命を与える作業でもあります。
まず,
裁断機で背表紙を裁断しました。LION製の年季の入った裁断機ですが,難なく背表紙部分を切り落とせました。
次に,
広告などの不要ページを取り除きました。「悩まずなんでも取り込んでしまえる」というのが電子化のメリットでもあるのですが,iPod touchのSugarSyncでネットを介して閲覧することを想定し,ファイルサイズを小さく抑えるため,最低限の仕分けを行った次第です。
すると,
残すページはごくわずか(写真右)。必要のないページ(写真左)は捨てました。あとはこれの繰り返しです。
唯一厄介だったのは,
付箋を取り外す作業です。スキャンするときに邪魔になるのではずす必要がありました。
最後に全てを束ね,
スキャナへと運びました。
あとは,
1冊分ずつスキャナで読み込むだけ。紙をセットしたら,あとは青く光るスキャンボタンを押すだけでOK。透明テキストの付与まで全てソフトが行ってくれました。
さすがに,
スキャンした後のPCの処理には多少時間を要します。透明テキスト付のPDFファイルにするまでには1冊あたり10分以上の時間がかかりました。しかし,PCが操作できないわけではないので,HPの更新といった軽い作業をしていれば時間はさほど気になりません。
全てが終わり,
スキャンした雑誌の束をまとめて捨てると,気分爽快。身も心も軽くなりました。
本作業にすっかり味をしめ,
今度は英文雑誌をまとめてスキャンし,捨ててしまおうと企んでいます。
2010年5月10日月曜日
2010年5月8日土曜日
「手ぶら」通勤
私はいわゆる人ごみが大嫌いです。
東京に16年ほど住んでいましたが,田舎育ちの私には満員電車が耐えられず,通勤や通学に電車を使っていた期間はほとんどありませんでした。そんな私にとっては,現在のつくばでの生活はとても快適なものです。
しかし,
専修大学や大妻女子大学での講義もありますので,週に一度は東京,それも向ヶ丘遊園や唐木田といった遠方まで,電車で行かなければなりません。
しかも,
講義が1時間目からあるため,4時半に起床して始発で通う必要があります。朝のつくばエキスプレスは快適ですが,北千住からは満員電車に乗り換える必要があります。
心身への負担を軽減しようと,
持参するPCをレノボのA4ノートPCからVAIOのtype Pに変えてみたり,鞄を小型ノート用のバッグ(写真:UltimateAddons 8.9-10.2 Netbook Messenger Bag。UKのサイトで購入。19.99ドルと安価でしたが,品質は良好です。)に変えたり,手を尽くしてきました。
しかし,
こんな小さなバッグ一つでも,満員電車の中での移動では邪魔になりますし,網棚に載せれば「降りるときに忘れるな!」っと,緊張状態を維持し続けなければいけません。
そこで,
今年から思い切って「手ぶら通勤」を始めました。持ち物を,iPod touch,Pocket WiFi,イヤホン,ペン,Suicaに厳選。完全な手ぶらとは行きませんが,少なくとも鞄は持たなくて済みます。
最後まで迷ったのは
「財布」ですが,緊急事態に備えてSuicaの裏に5千円札1枚だけを入れ,それで良しとしました。最近は買い物もSuicaで済んでしまいますから。
講義で使う資料は,
前日までにGoogleドキュメントで雲の上(クラウド)にあげてしまうので,出向先の大学ではそれをDLして使用してます。PPTファイルは仕事場のPCにPDF形式でも保存しておけば,車内でそのファイルをiPod touchのSugarSyncで閲覧することができるので,アナウンスする内容を車内でも復習できますし,もはやPCの出る幕はありません。
たしかに,
最初のうちはPCが手元に無いと漠然とした不安感に襲われもしましたが,1回やり遂げるとその不安感も完全に払拭されます。
PCや鞄を持たない通勤の解放感は
心身を軽快にさせてくれるので,早朝出勤にもかかわらず,出向先からつくばへ帰った後も,大学で仕事をしたり,夜にはスポーツジムで2時間程度の運動をできるようになりました。
さらに,
前日までに完全に準備する習慣も身に付き,私にとっては1石何鳥かの効能がありました。
最近の講義では
「クラウドを最大限に活用しろ!」と口にする機会が増えましたし,これからも自ら実践して行けたらと思います。
東京に16年ほど住んでいましたが,田舎育ちの私には満員電車が耐えられず,通勤や通学に電車を使っていた期間はほとんどありませんでした。そんな私にとっては,現在のつくばでの生活はとても快適なものです。
しかし,
専修大学や大妻女子大学での講義もありますので,週に一度は東京,それも向ヶ丘遊園や唐木田といった遠方まで,電車で行かなければなりません。
しかも,
講義が1時間目からあるため,4時半に起床して始発で通う必要があります。朝のつくばエキスプレスは快適ですが,北千住からは満員電車に乗り換える必要があります。
心身への負担を軽減しようと,
持参するPCをレノボのA4ノートPCからVAIOのtype Pに変えてみたり,鞄を小型ノート用のバッグ(写真:UltimateAddons 8.9-10.2 Netbook Messenger Bag。UKのサイトで購入。19.99ドルと安価でしたが,品質は良好です。)に変えたり,手を尽くしてきました。
しかし,
こんな小さなバッグ一つでも,満員電車の中での移動では邪魔になりますし,網棚に載せれば「降りるときに忘れるな!」っと,緊張状態を維持し続けなければいけません。
そこで,
今年から思い切って「手ぶら通勤」を始めました。持ち物を,iPod touch,Pocket WiFi,イヤホン,ペン,Suicaに厳選。完全な手ぶらとは行きませんが,少なくとも鞄は持たなくて済みます。
最後まで迷ったのは
「財布」ですが,緊急事態に備えてSuicaの裏に5千円札1枚だけを入れ,それで良しとしました。最近は買い物もSuicaで済んでしまいますから。
講義で使う資料は,
前日までにGoogleドキュメントで雲の上(クラウド)にあげてしまうので,出向先の大学ではそれをDLして使用してます。PPTファイルは仕事場のPCにPDF形式でも保存しておけば,車内でそのファイルをiPod touchのSugarSyncで閲覧することができるので,アナウンスする内容を車内でも復習できますし,もはやPCの出る幕はありません。
たしかに,
最初のうちはPCが手元に無いと漠然とした不安感に襲われもしましたが,1回やり遂げるとその不安感も完全に払拭されます。
PCや鞄を持たない通勤の解放感は
心身を軽快にさせてくれるので,早朝出勤にもかかわらず,出向先からつくばへ帰った後も,大学で仕事をしたり,夜にはスポーツジムで2時間程度の運動をできるようになりました。
さらに,
前日までに完全に準備する習慣も身に付き,私にとっては1石何鳥かの効能がありました。
最近の講義では
「クラウドを最大限に活用しろ!」と口にする機会が増えましたし,これからも自ら実践して行けたらと思います。
2010年4月8日木曜日
2010年3月9日火曜日
「メモ帳」を手放すためのハック
iPhoneやiPod touchを導入しても,
メモ帳を完全に手放すことはなかなかできません。
なぜなら,
メモ事項が矢継ぎ早に発現した場合,どうしても入力が追いつかなくなるからです。
かといって,
iPod touchとメモ帳の両方を持ち歩くのは,なんだか中途半端というか,スマートに思えません。
現在では,
「SpeedText」のように手書き入力を可能にするアプリも存在しますが,レイアウトフリーで存分にメモするためには,やはり”紙にペン書き”に分があります。
そこで,
私はiPod touchと付箋を併用することにしています。
これがなかなか便利です。
入力すべき情報が多い時は
まず付箋に書きつけ,仕事の合間のちょっとした時間にiPod touchへ転記することができます。隙間時間の有効活用にもなりますし,一石二鳥です。
たしかに,
iPod touchの他にペンを持ち歩く必要があり,100%スマートな方法とは言えませんが,情報処理の効率を考慮すれば,このあたりが妥協点だと思っています。私にとって,我慢できる最小限の負担といったところでしょうか。
メモ帳を完全に手放すことはなかなかできません。
なぜなら,
メモ事項が矢継ぎ早に発現した場合,どうしても入力が追いつかなくなるからです。
かといって,
iPod touchとメモ帳の両方を持ち歩くのは,なんだか中途半端というか,スマートに思えません。
現在では,
「SpeedText」のように手書き入力を可能にするアプリも存在しますが,レイアウトフリーで存分にメモするためには,やはり”紙にペン書き”に分があります。
そこで,
私はiPod touchと付箋を併用することにしています。
これがなかなか便利です。
入力すべき情報が多い時は
まず付箋に書きつけ,仕事の合間のちょっとした時間にiPod touchへ転記することができます。隙間時間の有効活用にもなりますし,一石二鳥です。
たしかに,
iPod touchの他にペンを持ち歩く必要があり,100%スマートな方法とは言えませんが,情報処理の効率を考慮すれば,このあたりが妥協点だと思っています。私にとって,我慢できる最小限の負担といったところでしょうか。
2010年2月28日日曜日
本が出ました
2010年2月14日日曜日
待望の格安A3スキャナ導入
仕事の効率化に果たすドキュメントスキャナの威力についてはもはや議論の余地はないと思います。まだ体系的にまとめたわけではありませんが,思いつきだけでも以下のような点が挙げられます。
困っていることもありました。それは,
印刷物の問題点:
- 「利用」ではなく,「保管」で終わりがち
・ 書類は積んだら最後,その後の利用率に期待できない
・ 引き出しや書棚に収めると,少なからず検索に時間を要する
- 物理的空間の占有
・ 引き出し,書棚,段ボール,,,と仕事場がどんどん浸食される
・ 検索対象の範囲が物理的に広がる。⇒検索効率の悪化,疲労の増大
ドキュメントスキャナの利点:
ただ,- 書類に生命を吹き込む
・ 内容を読まずとも,フォントを埋め込んだPDFにしてあれば必要なときに検索で抽出される
・ テキスト,図,表,いずれも2次利用が容易になる
- 物理的空間の節減と知的創造の活性化
・ 保管に物理的空間を必要とせず,保存量をほぼ無限に増やすことが可能
・ 節減した空間は,創造的作業の場に活用できる
(スペースの転用の他,「何もない」空間が頭を整理させ知的創造を活性化させる)
・ 書類の物理的配置に関するメタ記憶が不要になれば,知的生産性も向上(?)
- 時間の有効利用
・ 膨大な資料を通読せず,興味対象だけをキーワードで抽出して読んで時間を短縮
・ 小型記憶媒体やクラウドの活用で,移動などの隙間時間にも書類や資料の閲覧が可能
困っていることもありました。それは,
「A3対応のスキャナが高額」
ということです。
ということです。
大学では,
時間割などの書類がA3やB4であることも多いのですが,A3対応のスキャナといえば安いものでも十万円弱と高額で,なかなか手が出ませんでした。
しかし,
ブラザーから五万円台で購入できる複合機が世に出されていることを知り,即購入いたしました。
(二年前からあったんですね。。。”ブラザー「MFC-6490CN」を試す”)
右手前にあるのが,
そのA3複合機(ブラザーMFC-6490)です。
大判スキャナというと
巨大なイメージがありましたが,本機はパソコンラックの幅に収まる(写真)ので置き場に困りません。
フォントを埋め込んだPDFファイル
(透明テキスト付PDF:PCオンライン「透明テキストとは」)を直接作成することはできないようですが,とりあえずA3書類を電子化できれば十分です。複合機ですが,ほとんどA3スキャナとして使用しています。
PDF化さえできれば,
あとはOCRソフトを使って透明テキスト付PDFファイルに変換できるので問題はありません。(私は「読んde!! ココ」を使ってこの作業を済ませています。)
また,
スキャンしたデータはネットワークを介してもPCに取り込めるので,余計なUSB接続を増やす必要もないのも利点です。
本機の導入により,
これまで眠っていたA3,B4書類を捨てることができる上,検索でいつでも取り出して利用できるようになりました。
GWあたりには,書棚の大整理ができそうです。
時間割などの書類がA3やB4であることも多いのですが,A3対応のスキャナといえば安いものでも十万円弱と高額で,なかなか手が出ませんでした。
しかし,
ブラザーから五万円台で購入できる複合機が世に出されていることを知り,即購入いたしました。
(二年前からあったんですね。。。”ブラザー「MFC-6490CN」を試す”)
右手前にあるのが,
そのA3複合機(ブラザーMFC-6490)です。
大判スキャナというと
巨大なイメージがありましたが,本機はパソコンラックの幅に収まる(写真)ので置き場に困りません。
フォントを埋め込んだPDFファイル
(透明テキスト付PDF:PCオンライン「透明テキストとは」)を直接作成することはできないようですが,とりあえずA3書類を電子化できれば十分です。複合機ですが,ほとんどA3スキャナとして使用しています。
PDF化さえできれば,
あとはOCRソフトを使って透明テキスト付PDFファイルに変換できるので問題はありません。(私は「読んde!! ココ」を使ってこの作業を済ませています。)
また,
スキャンしたデータはネットワークを介してもPCに取り込めるので,余計なUSB接続を増やす必要もないのも利点です。
本機の導入により,
これまで眠っていたA3,B4書類を捨てることができる上,検索でいつでも取り出して利用できるようになりました。
GWあたりには,書棚の大整理ができそうです。
2010年2月6日土曜日
" ビジネスに最適 " なiPod touch用ジャケット
iPod touchは,
私にとって携帯以上に重要なアイテムです。毎日の講義はもちろん,教授会,学科会議,企業の方との打ち合わせやコンサルティングの際も必ず持参するよう心がけています。
なにしろ,
1年先のスケジュール,1年前のライフログ,前回の打ち合わせ内容,先方から送られたアクセスマップ,課せられているタスク,提出物の締切,アイデアメモ,欲しいものリスト,自宅PCに保存したファイル,,。必要な情報が,必要なときに,ほんの数秒で引き出せる「魔法の手帳」ですから,忘れて出かけることの方が難しいと言った方が正確かもしれません。
しかし,
iPhoneやiPod touchに対する世間の人の認識は様々で,携帯電話に類似した「おもちゃ」の一種とお考えの方も実際に多くいらっしゃいます。私が所属する学科でも,会議に持ち込む方は,まだ1/3といったところでしょうか。
ですから,
年配の方との面会や,公官庁の方との打ち合わせの場では,iPodを取り出すことを躊躇することもしばしばでした。
そんなわけで,
私がiPod touchのケース(ジャケット)に求めるのは,「本機がビジネスツールであることを先方に印象付ける要素」です。できれば,手帳に近い皮の質感で,手帳のごとく開いて使用するケースが望ましいと常々思っていました。
今日では,
星の数ほどのiPhone / iPod touch用ケースが販売されていますが,上記の2点を満たすものにはなかなかお目にかかれませんでした。
そんな折,
tkt1201さん「tktの鼓動」の記事にて,下記の商品を知りました。安価(¥ 1,961)だったこともあり,即,Amazonで購入しました。(商品名:レイアウト iPod touch 2nd用フラップタイプレザージャケット ブラック RT-T2LC4/B)
期待通り,
私の希望を見事に叶える一品でした。会議や打ち合わせの現場では浮いてしまいがちなiPod touchの操作も,この手帳を片手で開きながら行えば,メモ帳や電子手帳への書き込みと同種の行為であることを感覚的に理解してもらえます。
少なくとも,
私にとって本ジャケットは費用対効果の極めて高いビジネスツールです。
私にとって携帯以上に重要なアイテムです。毎日の講義はもちろん,教授会,学科会議,企業の方との打ち合わせやコンサルティングの際も必ず持参するよう心がけています。
なにしろ,
1年先のスケジュール,1年前のライフログ,前回の打ち合わせ内容,先方から送られたアクセスマップ,課せられているタスク,提出物の締切,アイデアメモ,欲しいものリスト,自宅PCに保存したファイル,,。必要な情報が,必要なときに,ほんの数秒で引き出せる「魔法の手帳」ですから,忘れて出かけることの方が難しいと言った方が正確かもしれません。
しかし,
iPhoneやiPod touchに対する世間の人の認識は様々で,携帯電話に類似した「おもちゃ」の一種とお考えの方も実際に多くいらっしゃいます。私が所属する学科でも,会議に持ち込む方は,まだ1/3といったところでしょうか。
ですから,
年配の方との面会や,公官庁の方との打ち合わせの場では,iPodを取り出すことを躊躇することもしばしばでした。
そんなわけで,
私がiPod touchのケース(ジャケット)に求めるのは,「本機がビジネスツールであることを先方に印象付ける要素」です。できれば,手帳に近い皮の質感で,手帳のごとく開いて使用するケースが望ましいと常々思っていました。
今日では,
星の数ほどのiPhone / iPod touch用ケースが販売されていますが,上記の2点を満たすものにはなかなかお目にかかれませんでした。
そんな折,
tkt1201さん「tktの鼓動」の記事にて,下記の商品を知りました。安価(¥ 1,961)だったこともあり,即,Amazonで購入しました。(商品名:レイアウト iPod touch 2nd用フラップタイプレザージャケット ブラック RT-T2LC4/B)
期待通り,
私の希望を見事に叶える一品でした。会議や打ち合わせの現場では浮いてしまいがちなiPod touchの操作も,この手帳を片手で開きながら行えば,メモ帳や電子手帳への書き込みと同種の行為であることを感覚的に理解してもらえます。
少なくとも,
私にとって本ジャケットは費用対効果の極めて高いビジネスツールです。
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