2011年4月12日火曜日

余震,侮るべからず

昨日,
仕事を終えて帰宅し,
赤ん坊を抱えて公園を歩いていたところ,
大きな地鳴りとともに大地が揺れ,
歩けなくなりました。

震度は,
これまでの余震の中では最大の「5弱」。

家に戻ると,
やっとの思いで片付けた物品が
再び落下しており,
皿も一枚割れていました。

たいした被害ではなかったので
ホッとしたのもつかの間,
夜になると総務課長からメールあり。

守衛の報告によると,
私の研究室で本棚とPCラックが
倒壊しているとのこと。。。orz

本震の片付けを6割程度終えたところ
だっただけに精神的なダメージが大きく,
被災状況の確認は翌日にした次第です。

●今回の被害

1.書棚の傾斜と書籍の落下

2.PCの落下

3.壁のひび割れ

●原因

1.書棚・PCの未固定

耐震用固定器具が品切れのため,
止むを得ず未固定のまま放置していた。

●対策

1.耐震用固定器具の納入を待つ

※市内のホームセンターは軒並み品切れ中

2.研究室の引っ越し

※現在,空き部屋への移動を検討中


●参考写真

中段の書籍は奇跡的に無事

PCはアクロバティックに回転

ロッカーや引出は全開だった


2011年3月14日月曜日

被災(職場)

私の職場(研究室)も被災しております。
状況と経緯を簡単にまとめてみました。

地震から3日後,断水で飲み水に困り,
研究室に備蓄していたミネラルウォーターを
取りに入室しようとしたのですが,
ドアが開きません。

倒れたロッカーや散乱した書籍が
ドアを内側から抑え込んでいたためです。

なんとかドアをこじ開けましたが,
この光景を目にして愕然としました。。。(写真参照)

崩れたものをよくよく観察したところ,
崩壊のシナリオが分かりました。

●推察される崩壊のシナリオ

1.一番軽いスチール製書棚の書籍が落下。

2.PCラックからPC本体とモニタが落下。

3.ガラス戸付大型スチールラックの上部が落下。

●所感

1.ガラスによる被害が甚大

最後にガラスが飛散したため,
散乱したすべての落下物に
ガラスが降り注ぐ結果となったようです。

また,
ガラスはかなりの勢いで飛散したらしく,
部屋の隅に設置した電話機の上にも
ガラス片が認められました。

散乱した物品の上からでは
掃除機もかけられませんので,
手作業でガラスを除去せねばなりません。

開いた状態で落下した書籍には
ガラス片が挟まっているので,
書籍のガラス片除去にも
骨が折れそうです。

2.「もの減らし」が災い?

普段から室内のものを減らすように努め,
スチール製の書棚やラックにも
あまり物を詰め込まないようにしていたのですが,
それが災いしました。

重たいロッカーや書棚は倒れておらず
無傷だったのに対し,軽い書棚とラックは
内容物をほとんど吐き出して倒れていました。

他の研究室を拝見したところ,
ぎっしりと物を詰め込んだ
書棚やラックは
やはり倒れていません。

ただし,
重たい内容物が揺れたために
スチール製のラックが歪み,
戸が開かなくなってしまった
例もありますから,
どちらが良かったのかは
判断が難しいところでもあります。

3.耐震対策さえしていれば・・・

昨年執筆した論文において,
茨城県について
以下のように記述しました。

「震度6以上の大型地震災害や噴火災害は,
昭和以降,1件も発生しておらず,
自然災害の少ない県でもある。」

ですから,
正直なところ,
耐震の必要性を全く感じておりませんでした。

結果,
以下のような問題を放置していました。

・上部に書籍を集中させ,書棚を不安定にしていた。
・書棚,ラック,ロッカー等を未固定の状態で放置していた。

反省しきりです。


●参考写真

震災

震災
ラックに収めた文房具が散乱

懇親会用の名札や食品も

全てにガラスが飛散してます

液晶と端子の損傷が心配

ガラス片は大小様々...








































2011年3月12日土曜日

被災(自宅)

つくば市にて我が家も被災しました。

地震発生時,
我が家は赤ん坊の検診のため,
自宅を留守にしていました。

このおかげで,
以下の3点のメリットを享受できました。
赤ん坊に感謝です。


1.素早い移動と退避

・クリニックの前に停車しており,地震の発生中に救出できた。

・乗車後,眼前の安全な空地へ家族揃って移動できた。
(※揺れの最中,突然の天気雨まで降りだし,まるで”この世の終わり”のようであった。)

・地震直後,開いているコンビニに速やかに移動し,当夜の水・食料を確保できた。


2.数十分続いた揺れの間の冷静・安全な待機

・車の中でTVを視聴し,情報を収集することができた。

・車内暖房で赤ん坊を冷やすことなく退避を続けられた。

・オムツ,着替え,ミルク等を持参しており,長時間の退避が可能だった。


3.倒壊した家具・家電による怪我の回避

・自宅では多数の家具や家電が倒れており,下敷きになる恐れがあった。
(冷蔵庫は20cm近く移動し,CDラックや本棚も倒れた。)



AV棚が崩壊。HDDレコーダの飛距離は1.5m。



棚からはほとんどの物が落下し散乱。

2010年5月10日月曜日

「捨てられない雑誌」の処分と活用

「男もすなる日記といふものを」,
ではないが,ライフハッカーたちがやっている雑誌の電子化をやってみました。
(※Impress Watch Videoの記事「#028 FUJITSU「ScanSnap S1500」に手順が紹介されていますね)

研究室の書棚の中に,
いつか講義で紹介するかも」とか,「いつか困ったときに役立つかも」と付箋をした雑誌が複数紛れ込んでいるのに気が付き,それらを集めてみました。


集めてみると,結構な厚みです。


上記の「いつか」とは,
はたしていつになるのか見当もつきません。だからといって,それまでずっとこれだけのスペースを書棚の中で占有される気には到底なれません。

そこで,
裁断機とスキャナを使ってこれを電子化することにしました。これで書棚に新たなスペースが生まれるだけでなく,必要な記事はGoogleデスクトップによる検索によって瞬時に閲覧できるようにできます。裁断こそしてしまいますが,「死に体」と化している雑誌に生命を与える作業でもあります。

まず,
裁断機で背表紙を裁断しました。LION製の年季の入った裁断機ですが,難なく背表紙部分を切り落とせました。


次に,
広告などの不要ページを取り除きました。「悩まずなんでも取り込んでしまえる」というのが電子化のメリットでもあるのですが,iPod touchのSugarSyncでネットを介して閲覧することを想定し,ファイルサイズを小さく抑えるため,最低限の仕分けを行った次第です。

すると,
残すページはごくわずか(写真右)。必要のないページ(写真左)は捨てました。あとはこれの繰り返しです。


唯一厄介だったのは,
付箋を取り外す作業です。スキャンするときに邪魔になるのではずす必要がありました。


最後に全てを束ね,
スキャナへと運びました。


あとは,
1冊分ずつスキャナで読み込むだけ。紙をセットしたら,あとは青く光るスキャンボタンを押すだけでOK。透明テキストの付与まで全てソフトが行ってくれました。



さすがに,
スキャンした後のPCの処理には多少時間を要します。透明テキスト付のPDFファイルにするまでには1冊あたり10分以上の時間がかかりました。しかし,PCが操作できないわけではないので,HPの更新といった軽い作業をしていれば時間はさほど気になりません。

全てが終わり,
スキャンした雑誌の束をまとめて捨てると,気分爽快。身も心も軽くなりました。

本作業にすっかり味をしめ,
今度は英文雑誌をまとめてスキャンし,捨ててしまおうと企んでいます

2010年5月8日土曜日

「手ぶら」通勤

私はいわゆる人ごみが大嫌いです。
東京に16年ほど住んでいましたが,田舎育ちの私には満員電車が耐えられず,通勤や通学に電車を使っていた期間はほとんどありませんでした。そんな私にとっては,現在のつくばでの生活はとても快適なものです。

しかし,
専修大学や大妻女子大学での講義もありますので,週に一度は東京,それも向ヶ丘遊園や唐木田といった遠方まで,電車で行かなければなりません。

しかも,
講義が1時間目からあるため,4時半に起床して始発で通う必要があります。朝のつくばエキスプレスは快適ですが,北千住からは満員電車に乗り換える必要があります。

心身への負担を軽減しようと,
持参するPCをレノボのA4ノートPCからVAIOのtype Pに変えてみたり,鞄を小型ノート用のバッグ(写真:UltimateAddons 8.9-10.2 Netbook Messenger Bag。UKのサイトで購入。19.99ドルと安価でしたが,品質は良好です。)に変えたり,手を尽くしてきました。



しかし,
こんな小さなバッグ一つでも,満員電車の中での移動では邪魔になりますし,網棚に載せれば「降りるときに忘れるな!」っと,緊張状態を維持し続けなければいけません。

そこで,
今年から思い切って「手ぶら通勤」を始めました。持ち物を,iPod touch,Pocket WiFi,イヤホン,ペン,Suicaに厳選。完全な手ぶらとは行きませんが,少なくとも鞄は持たなくて済みます。


最後まで迷ったのは
「財布」ですが,緊急事態に備えてSuicaの裏に5千円札1枚だけを入れ,それで良しとしました。最近は買い物もSuicaで済んでしまいますから。

講義で使う資料は,
前日までにGoogleドキュメントで雲の上(クラウド)にあげてしまうので,出向先の大学ではそれをDLして使用してます。PPTファイルは仕事場のPCにPDF形式でも保存しておけば,車内でそのファイルをiPod touchのSugarSyncで閲覧することができるので,アナウンスする内容を車内でも復習できますし,もはやPCの出る幕はありません。

たしかに,
最初のうちはPCが手元に無いと漠然とした不安感に襲われもしましたが,1回やり遂げるとその不安感も完全に払拭されます。

PCや鞄を持たない通勤の解放感は
心身を軽快にさせてくれるので,早朝出勤にもかかわらず,出向先からつくばへ帰った後も,大学で仕事をしたり,夜にはスポーツジムで2時間程度の運動をできるようになりました。

さらに,
前日までに完全に準備する習慣も身に付き,私にとっては1石何鳥かの効能がありました。

最近の講義では
「クラウドを最大限に活用しろ!」と口にする機会が増えましたし,これからも自ら実践して行けたらと思います。

2010年4月8日木曜日

新学期

本学の桜も満開。

いよいよ新学期がスタートです。

春の陽気に後押しされ,
ついつい「アクセル全開で行こう!」と言いたくもなりますが,張り切りすぎると5月頃に訪れるであろう「揺り戻し」が心配です。

新入生の皆さん,
まずは5月の連休まで,ただただ大学生活に慣れることだけを目標に,粛々と,滑らかに,新生活のスタートを切ってください。

2010年3月9日火曜日

「メモ帳」を手放すためのハック

iPhoneやiPod touchを導入しても,
メモ帳を完全に手放すことはなかなかできません。

なぜなら,
メモ事項が矢継ぎ早に発現した場合,どうしても入力が追いつかなくなるからです。

かといって,
iPod touchとメモ帳の両方を持ち歩くのは,なんだか中途半端というか,スマートに思えません。

現在では,
SpeedText」のように手書き入力を可能にするアプリも存在しますが,レイアウトフリーで存分にメモするためには,やはり”紙にペン書き”に分があります。

そこで,
私はiPod touchと付箋を併用することにしています。



これがなかなか便利です。

入力すべき情報が多い時は
まず付箋に書きつけ,仕事の合間のちょっとした時間にiPod touchへ転記することができます。隙間時間の有効活用にもなりますし,一石二鳥です。

たしかに,
iPod touchの他にペンを持ち歩く必要があり,100%スマートな方法とは言えませんが,情報処理の効率を考慮すれば,このあたりが妥協点だと思っています。私にとって,我慢できる最小限の負担といったところでしょうか。