2010年2月14日日曜日

待望の格安A3スキャナ導入

仕事の効率化に果たすドキュメントスキャナの威力についてはもはや議論の余地はないと思います。まだ体系的にまとめたわけではありませんが,思いつきだけでも以下のような点が挙げられます。

印刷物の問題点:
  1. 「利用」ではなく,「保管」で終わりがち

    ・ 書類は積んだら最後,その後の利用率に期待できない
    ・ 引き出しや書棚に収めると,少なからず検索に時間を要する

  2. 物理的空間の占有

    ・ 引き出し,書棚,段ボール,,,と仕事場がどんどん浸食される
    ・ 検索対象の範囲が物理的に広がる。⇒検索効率の悪化,疲労の増大

ドキュメントスキャナの利点:
  1. 書類に生命を吹き込む

    ・ 内容を読まずとも,フォントを埋め込んだPDFにしてあれば必要なときに検索で抽出される
    ・ テキスト,図,表,いずれも2次利用が容易になる

  2. 物理的空間の節減と知的創造の活性化

    ・ 保管に物理的空間を必要とせず,保存量をほぼ無限に増やすことが可能
    ・ 節減した空間は,創造的作業の場に活用できる
    (スペースの転用の他,「何もない」空間が頭を整理させ知的創造を活性化させる)
    ・ 書類の物理的配置に関するメタ記憶が不要になれば,知的生産性も向上(?)

  3. 時間の有効利用

    ・ 膨大な資料を通読せず,興味対象だけをキーワードで抽出して読んで時間を短縮
    ・ 小型記憶媒体やクラウドの活用で,移動などの隙間時間にも書類や資料の閲覧が可能

ただ,
困っていることもありました。それは,

「A3対応のスキャナが高額」

ということです。

大学では,
時間割などの書類がA3やB4であることも多いのですが,A3対応のスキャナといえば安いものでも十万円弱と高額で,なかなか手が出ませんでした。

しかし,
ブラザーから五万円台で購入できる複合機が世に出されていることを知り,即購入いたしました。
(二年前からあったんですね。。。”ブラザー「MFC-6490CN」を試す”)



右手前にあるのが,
そのA3複合機(ブラザーMFC-6490)です。

大判スキャナというと

巨大なイメージがありましたが,本機はパソコンラックの幅に収まる(写真)ので置き場に困りません。

フォントを埋め込んだPDFファイル

(透明テキスト付PDF:PCオンライン「透明テキストとは」)を直接作成することはできないようですが,とりあえずA3書類を電子化できれば十分です。複合機ですが,ほとんどA3スキャナとして使用しています。

PDF化さえできれば,
あとはOCRソフトを使って透明テキスト付PDFファイルに変換できるので問題はありません。(私は「読んde!! ココ」を使ってこの作業を済ませています。)

また,
スキャンしたデータはネットワークを介してもPCに取り込めるので,余計なUSB接続を増やす必要もないのも利点です。

本機の導入により,
これまで眠っていたA3,B4書類を捨てることができる上,検索でいつでも取り出して利用できるようになりました。

GWあたりには,書棚の大整理ができそうです。

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