2010年5月8日土曜日

「手ぶら」通勤

私はいわゆる人ごみが大嫌いです。
東京に16年ほど住んでいましたが,田舎育ちの私には満員電車が耐えられず,通勤や通学に電車を使っていた期間はほとんどありませんでした。そんな私にとっては,現在のつくばでの生活はとても快適なものです。

しかし,
専修大学や大妻女子大学での講義もありますので,週に一度は東京,それも向ヶ丘遊園や唐木田といった遠方まで,電車で行かなければなりません。

しかも,
講義が1時間目からあるため,4時半に起床して始発で通う必要があります。朝のつくばエキスプレスは快適ですが,北千住からは満員電車に乗り換える必要があります。

心身への負担を軽減しようと,
持参するPCをレノボのA4ノートPCからVAIOのtype Pに変えてみたり,鞄を小型ノート用のバッグ(写真:UltimateAddons 8.9-10.2 Netbook Messenger Bag。UKのサイトで購入。19.99ドルと安価でしたが,品質は良好です。)に変えたり,手を尽くしてきました。



しかし,
こんな小さなバッグ一つでも,満員電車の中での移動では邪魔になりますし,網棚に載せれば「降りるときに忘れるな!」っと,緊張状態を維持し続けなければいけません。

そこで,
今年から思い切って「手ぶら通勤」を始めました。持ち物を,iPod touch,Pocket WiFi,イヤホン,ペン,Suicaに厳選。完全な手ぶらとは行きませんが,少なくとも鞄は持たなくて済みます。


最後まで迷ったのは
「財布」ですが,緊急事態に備えてSuicaの裏に5千円札1枚だけを入れ,それで良しとしました。最近は買い物もSuicaで済んでしまいますから。

講義で使う資料は,
前日までにGoogleドキュメントで雲の上(クラウド)にあげてしまうので,出向先の大学ではそれをDLして使用してます。PPTファイルは仕事場のPCにPDF形式でも保存しておけば,車内でそのファイルをiPod touchのSugarSyncで閲覧することができるので,アナウンスする内容を車内でも復習できますし,もはやPCの出る幕はありません。

たしかに,
最初のうちはPCが手元に無いと漠然とした不安感に襲われもしましたが,1回やり遂げるとその不安感も完全に払拭されます。

PCや鞄を持たない通勤の解放感は
心身を軽快にさせてくれるので,早朝出勤にもかかわらず,出向先からつくばへ帰った後も,大学で仕事をしたり,夜にはスポーツジムで2時間程度の運動をできるようになりました。

さらに,
前日までに完全に準備する習慣も身に付き,私にとっては1石何鳥かの効能がありました。

最近の講義では
「クラウドを最大限に活用しろ!」と口にする機会が増えましたし,これからも自ら実践して行けたらと思います。

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